あらゆる称賛は、慈愛溢れるアッラーのもの。御使い、その一家と教友たちに祝福と平安がありますように。
信者たちよ、アッラーは、クルアーン・預言者章において次のように述べておられる。
「人は全て死を味わう。われは試練の為に、悪いことと、良いことでお前たちを試してみる。そして(最後には)われの許に帰されるのである」(21章 35節)
試練の時が来れば、信者たちの心はアッラーの方に向けられ、アッラーの命令に従おうとするものである。地震は人間に対するアッラーからの試練の一つと思われるが、以前は大きな地震は20年に1回程度の割で起こっていたが、今年は多くの大地震が起こり、この度は大地震に伴う津波が押し寄せた。また最近では、地震だけでは無く、火山の爆発、大型の台風や局地的な大雨にも襲われ、大きな被害を被っている。
我々皆が知っての通り、アッラーは、多くの地域集団に対して地震、台風、虫の大発生などによる災害により試練を与えてこられた。アッラーが起こされるそうした災害は、アッラーの御心以外にそれを止めることが出来るものはない。地球と空、太陽と月と星、山と谷と海、それらの凡てはアッラーの支配下にあり、森羅万象はアッラーの御意志に従い存在する。
アッラーは、クルアーン・大権章において次のように述べておられる。
「大地が揺れ動く時、天にあられる御方が、お前たちをそれに呑み込ませられないであろうと安心しているのか。」「また、お前たちは天にあられる御方が、強烈な風をお前たちに送られないであろうと、安心しているのか。やがてお前たちは、わが警告がいかなるものであるかを知るであろう。」「誠、お前たち以前の者たちも、(われの警告を)嘘であると決め付けた。わが不興がいかなるものであったか。」(67章 16–18節)
さて信者たちよ、地震や台風などによる大きな破壊は、アッラーの御力の証明以外の何ものでもない。我々はアッラーが唯一であることを信じ、アッラーに同位のものを置いてはならず、アッラーだけを崇拝しなければならないのである。
尊大になって、アッラーの命令を無視すれば、アッラーは直ぐにもそうした集団を捕捉なされる。
アッラーは、クルアーン・フッスィラ章において次のように述べておられる。
「アード(の民)については、正当な拠り所も無いのに地上で高慢になり、『誰が私たちよりも力が強いのでしょうか。』などと言った。彼らを創られたアッラーこそ強力であられるということを考えないのか。しかもわれの印を拒否するとは。」(41章 15節)
信者たちよ、この度の大震災は我々信者他への警鐘ではないであろうか。地震や他の災害は、人々の高慢な心に働きかけ、過ちに気づかせるものである。他人への圧迫や高慢という悪に気付かせ、悪事を制止し、人々を謙虚へと導く。地震が起こるのには、いわゆる科学的な原因とメカニズムが有ることは確かであるが、それらを支配なされるのがアッラーであられ、アッラーの御力を軽んじることなど出来やしないのである。近代においては、多くの人が物質主義に陥り、科学万能に傾倒しているが、物質主義や科学万能からは本質的なものは見えてこず、根本的な教訓は何等得られるものではない。
アッラーは、クルアーン・家畜章において次のように述べておられる。
「わが災厄が彼らに下ったとき、何ゆえ謙虚でなかったのであろうか。彼らの心はかえって頑固になり、悪魔は彼らに対し自分たちの行ったことを立派であると思わせた。」(6章 43節)
信者たちよ、我々は自分では気が付かないうちにも悪事を行っており、ましてや悪事を犯していることに気付きながらも続けてしまうことがあるのであるから、この機会にアッラーの御赦しを請わなければならないのである。我々を正しい道に御導き下されるように、信仰心を強くして下さるように、この機会にアッラーにお願いしようではないか。
アッラーよ、私たちを、あなたさまを何時でも顧みる善い信者の一人となるように御導き下さい。
アッラーよ、私たちが正しい道を歩む事が出来るように御加護下さい。私たちの信仰心を強くして下さい。
アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。
アッラーよ、イスラームとムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。
アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。
アッラーよ、仕事に成功を、そして安心と安全を御与え下さい。アミィーン。
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